セカンドオピニオンを受けてみる

癌が見つかり、地元の大学病院で治療方法の説明を受けました。

私の場合、肛門も含めて切除する方法を勧められました。肛門が無くなることについて気持ちの整理もつかず、万が一?の希望を託してセカンドオピニオンを受けてみることにしました。

セカンドオピニオン先の病院は、隣県にあるがんセンターです。ネットで調べてみると、肛門癌については放射線治療を標準治療とし根治を目指すと書かれており、もしかして肛門を取らずに治療する方法があるのでは?と思ったからです。

セカンドオピニオンを受けるための手続きは、おおよそ以下の順に行います。

  1. 主治医に紹介状を作ってもらうよう依頼する
  2. 現病院に行って、紹介状(電子データも含む)を受け取る
  3. セカンドオピニオン先の病院に連絡して予約を入れる
  4. セカンドオピニオンを受ける
  5. 主治医に結果を報告する

紹介状の様式は、セカンドオピニオン先病院のホームページにありますが、それを印刷して持っていかなくても大丈夫です(病院間で既に情報共有されていて持っている?)。

紹介状の中に、セカンドオピニオンの希望日を書く欄もありますが、「後日患者から連絡する」にチェックを入れて、自分で電話するのが普通のようです。紹介状をもらう際に、セカンドオピニオン先の電話番号が書かれた紙をもらい、自分で予約してくださいと言われました…(^_^;)。

私の場合、セカンドオピニオンの病院(診療科)に主治医の知っている人がいるとのことで、名前を指名して予約することになったのですが、その先生がセカンドオピニオンをするのが1週間に1日(しかも1日に1人しかやらないとか( ゚Д゚))で、たまたま予約の電話をした日がその先生の担当日でした。当日の予約は無理(前日までにする)と言われてしまい、1週間先の予約となってしまいました。事情は分かりますが、その間にも癌が進行するかと思うと複雑な気分です。主治医の人も、相手の先生を知っていて指定するなら、さっさと紹介状を作ってくれたらよかったのにと思ったりします(紹介状をもらうまでに2日かかりました。もう1日早ければ間に合ったのに…)。

電話予約をした時に、セカンドオピニオン当日は1時間前までに来院してくださいと言われました(事前にもらった書類には30分前までにと書かれていましたが…)。一応1時間前(正確には50分前くらい)に病院につきました。受付で書類を書いた後、持ってきた電子データ(CD-R)を病院のデータベースに登録する手続き等をいろいろな窓口を回って処理するのに結構時間がかかり、一通り処理が終わったのが予約時間の10分前でした。この手続きに時間がかかるので早めに来いということらしいです…。

セカンドオピニオンは保険が利かない(全額本人負担)ので高いです。最初の30分まで16,200円、その後、30分ごとに5,400円です。

私の場合、次の日の朝、主治医に電話で結果を連絡しました。特にセカンドオピニオン先から書類(結果等が書かれている?)をもらってきていなかったので、電話連絡で終了です。主治医の反応から推測すると、結果を書いた書類を持たせるところもあるようです。私が受けた病院はFAX等で送ってくるようでした。

残念ながら治療方法についての意見は主治医と同じでしたが、やるだけの事はやったので気持ちの整理はつきました。やはり説明の仕方は人それぞれですね~。セカンドオピニオンの先生は、こちらの疑問に思っているところを的確に説明してくれました。

ところで、セカンドオピニオンをするときに一応診察券を作っていただきましたが、もう使うことは無いのでしょうね…(^_^;)