はじめての抗がん剤治療

抗がん剤治療が始まりました。

私が行うのは XELOX(ゼロックス)療法 で、ゼローダという飲み薬とオキサリプラチンという点滴薬を組み合わせて使うものです。初日に点滴をし、その日の夕方からゼローダを服用します。2週間ゼローダを服用したら、1週間の休薬期間を取ります。この3週間のコースを原則8回おこないます。

初めの3週間は様子見ということで、点滴は無しとしてゼローダの服用のみとしました。2コース目から点滴を組み合わせるのですが、副作用等心配の人は1泊入院してやる人もいるとのことで、私も入院してやることにしました。

入院当日は、まず血液検査を行って、治療可能かどうかを見ます。どうも好中球の数が重要らしいです。

好中球:5種類ある白血球の1種類で、3種ある顆粒球の1つ。 中性色素に染まる殺菌性特殊顆粒を持つ顆粒球である。 盛んな遊走運動(アメーバ様運動)を行い、主に生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割を果たす

後から看護師さんに聞きましたが、好中球の数はギリギリセーフだったので治療を開始することとなりました。

点滴ですが、始めに吐き気止めの点滴を1時間、その後オキサリプラチンの点滴を2時間、最後に水を流して15分程度という流れでした。オキサリプラチンの点滴中に、点滴をしている腕のピリピリ感が出てきました…が、なんとか最後まで治療が終わりました。

その後、吐き気は無かったのですが、副作用の末梢神経障害が出て、手足が冷たいものに触れたりすると、ビリビリする痛みが走ります…(>_<)。長時間正座したときの足の痺れに似たような感覚(それが酷くなったような感じ)です。特に手は水で洗ったりすることが多いので、その度にビリビリ痛が走ります。末梢神経障害は、急性の場合は数日で回復しますが、治療を繰り返すと持続性(症状が残る)になるとのことです。先生の話では、多くの人が何らかの後遺症が残るとのことです…

漢方薬の「牛車賢気丸(ゴシャジンキガン」が抹消神経障害に利くとの情報があったので、先生にお願いしてもらうようにしました。先生の話では、牛車賢気丸は効果が確認されていない(本当に効くかどうかが実証されていない)よと言われてしまいましたが、点滴した日の1週間後の検診の際に、何とかお願いしてもらうことができました。

牛車賢気丸が利いたかどうか定かではありませんが、その後ビリビリ感がかなり弱くなってきました。何とか後遺症として残らないようになるといいのですが…